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酢生姜の効果や効能は?賞味期限は?ピンク色に染まるのはナゼ?

投稿日:2018年8月10日 更新日:


生姜は体を温める食品の代表格です。冬の寒さだけではなく、夏もクーラーや冷たい食べ物・飲み物などで意外と体は冷えています。そのために胃腸の調子を崩した経験がある方は、少なくないのではないでしょうか。

万病の元といわれる体の冷えを防ぐ方法として、酢生姜は酢と生姜のダブルの効果が期待できます。

  

酢生姜の効果・効能は?

体の冷えは免疫機能の低下につながります。体温が1℃上がると、免疫力は5~6倍になるといわれています。たとえ1℃でも体温を上げることはとても大事です。

生姜の効果・効能

料理の下味や刺身などの薬味に使われる生姜は、身近な食材として使われています。一年中買うことが出来る根生姜(ヒネ生姜)・収穫時にしか買えない新生姜(芽生姜)や葉生姜があります。

生の生姜を「ショウキョウ」・陰干ししたものを「カンキョウ」(乾姜)とし、漢方薬や薬用ハーブとして昔から使われてもいます。

料理を美味しく頂くためだけでなく、薬としても使われている生姜のパワーは生のままと加熱・乾燥したものとは違いがあります。

生の生姜

薬味として使われることが多い生の生姜は、「ジンゲロール」が活躍します。強い殺菌力を発揮し、魚などの生臭さを消すだけでなく食中毒の予防にもなります。胃腸の働きを良くしてくれるので、下痢を抑えたり肝臓の働きを保護してくれるともいわれています。

解熱効果も見逃せません。風邪のひき始めや悪寒がする発熱時には生の生姜が効果的です。但し、体の芯を冷やしてしまうので、冷え性の人には逆効果になってしまいます。まずは、体を温めて風邪をひきにくい体にしましょう。

加熱・乾燥した生姜

生姜は熱を加えると、「ショウガオール」が増えます。生姜湯にして飲んだり、乾燥させて入浴剤としてお風呂に入れたりすることで体の芯を温めてくれます。冷え症や肩こりなどに効果を発揮します。但し、高熱があるときに生姜湯を飲むと、逆に体温を上げてしまうので注意が必要です。

寒さで冷えた体を温めたり、風邪予防に生姜湯を飲むと良いのではないでしょうか。

体が温まることで、免疫機能が活発化されます。ウイルスやアレルギーに強くなり、風邪や花粉症で悩むことが少なくなることが期待できます。
 

漢方薬として使われるのは、蒸して乾燥させた生姜です。特に冷えに対してよく使われていて、冷えからくる頭痛、下痢、月経異常に良く効くとされています。神経痛の痛みを和らげるためにも使われ、腰から下半身にかけての痛みに効果的といわれています。

香り成分

「ジンギベレン」の爽やかな香りが胃を健康にし、吐気や咳を抑えてくれます。また、痰を切りやすくしてくれたり神経痛の痛みを和らげてくれたりもします。

酢の効果・効能

酢にはすぐれた殺菌効果があります。マヨネーズは酢を使っているので傷むことはないですし、魚や野菜の洗い水に酢を入れると、雑菌の繁殖を防ぎ傷みにくくすることができます。食中毒の0-157の予防にもなります。

免疫細胞の約6割は腸にいるといわれています。酢は腸の中でもその力を発揮できるので、悪玉菌を倒して免疫力を高めてくれます。黒酢には大腸がんを予防する効果があることがわかっています。

黒酢は原材料が米麹です。米酢の仲間になりますが、1~2年熟成させるため他の酢よりアミノ酸やミネラルなどが豊富でコクや風味が豊かです。健康に良い酢として人気があります。

毎日摂り続けることが前程ですが、次のような効果が期待できます。

 ・内臓脂肪を減らす
  
 ・ガン抑制効果
 
 ・高血圧低下効果

 ・血中脂質低下効果

また、疲れを取るためには、酢と糖分を一緒に摂ると良いです。エネルギーの元になるグリコーゲンが効率よく補給することができることからです。

食欲がなくなる夏には、酢を使った料理はさっぱりとして食欲を回復させてくれます。酸味が味覚や嗅覚を刺激し、唾液や胃液を出やすくし消化吸収を助けてくれてるので食欲が増進されるのです。

また、糖質やビタミンB1を多く含む玄米や麦、雑穀を一緒に摂ると疲労回復に効果があります。お寿司は理にかなった料理の一つです。ガリも忘れずに頂きましょう。

酢生姜の効果・効能

生姜が血流を良くし、酢が免疫機能を活性化してくれるため、病気になりにくい体を作ることができます。

酢生姜を続けて摂ることで、腸が健康になり活性酸素の発生を抑えてくれるのでストレスに強くなります。

 ・難しかった妊娠をすることができた

 ・リウマチの痛みが軽くなった

 ・足の冷えが解消され、寝つきが良くなった

 ・便秘が解消できた

などの嬉しい効果が出ています。

酢生姜の賞味期限は?

手作りの酢生姜は冷蔵庫で1週間から10日を目安にして食べきって下さい。保存瓶は煮沸消毒し蓋をきっちり閉めて下さい。常温ではなく冷蔵庫に入れて保存しましょう。

準備するもの

 生姜...スライスorみじん切りで、10日で食べきれる量
 酢....生姜と同量
 保存瓶..蓋がきっちり閉まるもの、100均でも大丈夫
 ハチミツ.お好みで

甘味が欲しい時はハチミツを使って下さい。まろやかな甘さになります。ハチミツの量は2割ほどでいいかと思います。

作り方

生姜はよく洗って、皮ごとスライスかみじん切りにします。
酢を生姜が被るくらいに入れます。ハチミツを入れます。キッチリ蓋をして冷蔵庫で1日寝かせます。これだけです。

保存瓶は使う前に煮沸消毒をしておくことをおすすめします。少し面倒ですが、余計な雑菌が付かないようにするためのひと手間と考えて下さい。

1日に食べる量

生姜は刺激の強い食材です。体に良いからと食べ過ぎると、胃を荒らす可能性があります。空腹時を避けて1日30gを目安にして下さい。約大さじ山盛り1杯です。

一度に食べる必要はなく、数回に分けて摂ってもかまいません。すぐに効果が出るわけではないので、少なくても10日は続けてみて下さい。

生姜を酢に漬けるとピンク色になる訳は?

お寿司と一緒に食べる酢生姜は「ガリ」といいますが、白とピンクがあります。一年中出回っている根生姜で
作ると白っぽくなり、新生姜で作るとピンク色になります。

酢に漬けるとピンク色になるのは8月頃に出回る「新ショウガ」で、根生姜は漬けてもピンク色にはなりません。

新ショウガの赤い部分には「アントシアニン」という色素が含まれています。これは、時間が経つにつれて消えてしまうので、ピンク色の酢生姜を作ることができるのは、8月頃に新生姜が出まわる期間だけになります。

準備するもの

新生姜   500g
甘酢    穀物酢500ccに砂糖190gを合わせ泡立て器でよく混ぜる
粗塩    45g
酢     少々

作り方

1.新生姜はよく洗い、スプーンで皮をこそげ取る。(赤い部分は短めに残す)

2.生姜を繊維に沿って好みの薄さにスライスする。

3.酢少々を入れた熱湯を盆ざるに広げた生姜(半量ずつ)にまんべんなく回しかける。
  (生姜が黒ずむのを防ぐため酢を入れた熱湯を使う)

4.熱湯をかけた生姜に粗塩をまぶし、よく和える(下味をつけ、アクを抜く)

5.まだ熱いうちに手でぎゅっと絞り水気を切る。

6.保存瓶に甘酢を注ぎ入れ、生姜を漬けこむ。

2~3日で食べられますが、徐々に色が付いてきて10日経つ頃には淡いピンク色になります。

冷蔵庫保管で1カ月位持ちます。保存瓶はガラスやホーローを使いましょう。必ず煮沸消毒してください。

新生姜は、つやがあり茎の付け根が綺麗な紅色のものを選んでください。

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まとめ

酢と生姜は共に疲労回復、食欲増進の効果があります。2つを合わせることで効果が倍増し、酢のさっぱり感
でリフレッシュ効果も期待できます。

ただ、生姜は刺激が強い食品です。生まれつき胃腸が弱かったり、胃の病気がある場合は控えた方が良いでし
ょう。また、口や喉に痛みがある時は避けましょう。

適量を守って、毎日続けることが大事です。まずは10間続けてみてはいかがでしょうか。

最後までお付き合いくださり有難うございました。

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