青森県奥入瀬渓流は十和田八幡平国立公園にあり、国指定の特別名勝及び天然記念物です。
約14km続く清流は美しく力強いです。その流れを見ているだけで深呼吸したくなり、心が
洗われるようです。
コースを進むにつれて流れの音が大きくなり、滝や岩が別世界へと導いてくれるのです。
今回は紅葉シーズンの見頃や歩き方をご紹介します。
青森県奥入瀬渓流の紅葉はいつが見頃?
奥入瀬渓流は青森県と秋田県にまたがる十和田湖・子ノ口(ねのくち)を上流とし、下流の
焼山(やけやま)までの約14kmに渡る奥入瀬川の流れになります。
上流付近は10月頃から紅葉が始まり、下流は11月上旬頃まで紅葉が楽しめます。
上流から下流に向かって紅葉が進んでいくので、訪れた時にまだ早かったら上流に向かい、終
り頃だったら下流にむかうと良いですよ。
見所ポイントは、石ヶ戸(いしがど)~子ノ口 の約9kmの間で14か所程の滝と7か所程の
流れがあります。
中でも「銚子大滝」が一番大きく、「阿修羅の流れ」が見ごたえがあります。
遊歩道が整備されていて、勾配差はほとんど感じないので上り、下りともにあまり体力的な負
担は感じません。
マイカー規制期間中に行かれる方は、シャトルバスを利用されると良いですよ。
始発から最終まで約20~30分間隔で運行されます。
ポイントごとにバスを利用すると、高齢者や子供さんでも散策出来ます。
焼山にある観光センターでは、民間の観光ボランティアガイドの申し込みも受け付けています
から2週間前までの申し込みでガイドさんの利用も出来ます。
また、宿泊施設や観光団体・企業が運営しているレンタサイクルを利用する事もできます。
お出かけする方に合わせて上手に組み合わせて、紅葉と神秘な流れを楽しんで下さい。
【マイカー規制】
規制時間
25・26 10:00~14:00
27・28 9:00~15:00
マイカー・大型車・自動二輪・原付バイク
規制区間
1.一般国道102号
惣辺(そうべ)交差点から子ノ口(ねのくち)交差点(約10km)区間 2.七曲(ななまがり)区間~子ノ口交差点から青橅山(あおぶなやま)
交差点(約6km)区間
規制対象外車種あり
【駐車場】
休屋(やすみや)駐車場 660台 有料 遊覧船乗り場・乙女の像あり。
【シャトルバス】
焼山駐車場 → 休屋駐車場 休屋駐車場 → 焼山駐車場運行期間
2018年10月25日(木)~10月26日(金)
始発 9:00 最終 14:30 30分間隔で運行
10月27日(土)~10月28日(日)
始発 8:00 最終 15:00
所要時間 約50分
料 金 1日フリーパスで800円(小学生以下無料)
【JRの路線バス】
車内アナウンスで各スポットの説明をしてくれます。
ビューポイントでは速度を落として走行してくれます。
下流から上流を走行しているので渓流は主に右側に見えます。
予定時刻より遅れることがよくあるので、時刻を過ぎても慌てなくてもいいですよ。
【レンタサイクル】
奥入瀬渓流館(焼山)・石ヶ戸休憩所・子ノ口 相互乗り捨てが可能貸し出し時間
8:30~16:30
料金
4時間 1,000円(電動自転車は1,500円)
超過料金 1時間毎に300円
予約 午前中レンタル分のみ可能
携帯電話は圏外です。事前に調べたことは印刷しておきましょう。
奥入瀬渓流散策の所要時間は?
散策コースの14kmは約5時間で歩きます。
見所区間は約9kmで約2時間半です。
観光ガイドさんを頼めば、各ポイントで説明してくれるのでもう少し長くなります。
シャトルバスや路線バス、自転車などを利用した方が良さそうです。
車で走行しながらでも楽しめますが(マイカー規制以外日)、接触事故には十分気を付けてくだ
さい。それに、飛び出しもあります。二重駐車などにも気をつけたいところです。
写真を取りたい、よく見たいなどで、ハザードを点けて停車する時は、後続の車が通り抜けら
れるように停めて下さいね。これで渋滞していることがよくあります。
奥入瀬渓流は、あるがままの自然の保存が徹底されていますので、小枝を折ったり倒木に触っ
たり移動させたりはしないようにして下さい。
風などで折れた木がそのままになっています。管理していないのではなく、保存しているので
自然のままを楽しんで下さい。
散策しているとつい時間を忘れてしまいます。バスを利用する時は時間の確認を忘れないよう
にしてくださいね。
【観光ボランティアガイド】
http://www.towadakb.com/kb/guide.htm
料 金 1人につき6,000円(当日直接ガイドさんに支払って下さい)
申し込み方法 申し込み用紙をダウンロードし、事務局にfaxで申し込み
案内時間 3~4時間を目安に20名以内ガイド希望日の2週間以上前までに申し込んで下さい。
メンバーさん達は主婦や仕事の合間という方々です。直前だと対応できないかもしれません。
散策する時の服装は?
奥入瀬渓流の平均的な10月の天気は、最高気温17℃・最低気温7℃です。
降雨日数も12日程あります。
空気はひんやりしていて寒いほどです。
あまり薄着はしない方がいいですよ。長袖シャツにウインドブレーカーは必須です。
日によっては厚手の上着が必要の場合もあるので、気温を確かめて服装を決めて下さい。
雨も降りやすく、霧や突然の雨にも対応できるように折り畳み傘やレインウェアは用意をおす
すめします。
タオル・帽子・手袋(軍手など)・ビニール袋・飲み物なども用意されるといいと思います。
足元はスニーカーなど歩きやすい靴でも良いですが、ぬかるむ箇所も多いので防水加工されて
いるトレッキングシューズのようなものがおすすめです。
あまり距離を歩かない場合は長靴でもOKです。
石ヶ戸休憩所では飲食物のお店がありますが、自動販売機は焼山・石ヶ戸・子ノ口のみです。
トイレは焼山・子ノ口・黄瀬・石ヶ戸休憩所・玉簾の滝下流にあります。
想像するより寒いと思われるので、上着やタオルは必ず用意しましょう。
まとめ
流れのすぐ側に遊歩道があり、自然のままの状態を保っているので下流から上流に向かって
散策すると、流れてくる川を常に見ることが出来ます。
紅葉と流れを存分に楽しんで下さいね。
最後までお付き合いくださり有難うございました。