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冷え症には生姜入り飲み物を!人気レシピはこれ!甘味はハチミツを!

投稿日:2018年8月6日 更新日:

冷えは冬の寒い季節だけでなく、夏の暑い季節にも起こるものです。季節に関係なく手足が冷たい末端冷え性などは、常に体を温める工夫をしなくてはいけません。

体を温める食材の代表格は生姜です。ところが使い方によっては、冷えを加速させることになりかねません。また、胃腸の弱い人は少量に抑えることも必要です。

  

冷え性改善の飲み物は生姜入りで!

夏の暑い時期、クーラーの効き過ぎや冷たい飲み物、かき氷などの冷たい食べ物で起きる「冷え」、冬の寒い時期に起きる「冷え」、いつも手足が冷たい「冷え症」など体が冷える場面は様々です。
 

体温の低下は免疫力の低下にもつながり、ウイルスや有害物質に弱い体になってしまいます。日頃から運動をしたり、お風呂に浸かっていたりなど体を温める工夫をすることはとても大事です。しかし、体は食べたものでできています。食べ物や飲み物で体を冷やす事が無いようにする必要があります。
 

体を温める効果的な食材として広く言われているのが「生姜」です。生姜を効果的に摂ることができると、冷えの改善が期待できます。
 

生姜は薬味として蕎麦や天ぷらに添えられたり、肉の臭み消しに使われたりします。料理に頻繁に登場しますが、毎日生姜を使った料理は現実的ではありません。

毎日生姜を摂るにはみそ汁やスープ、ドリンクなどに入れるなどが簡単な方法です。ところが体を温める目的なはずが、飲み方によっては冷やしてしまうという真逆の結果になってしまっているかもしれないのです。

生姜の使い分け

生姜は栄養的にはほとんど期待できませんが、辛味や香りに優れた薬効があります。辛味成分のジンゲロール・ショウガオール、香り成分のジンギベレンが活躍してくれます。
 

ジンゲロールは生の生姜に多く含まれていて、熱を下げてくれる作用があります。風邪のひき始めの発熱や夏の暑い時に熱くなった体を冷やすためには、生の生姜を使うと効果的です。

ただ、冷え性の人はさらに体を冷やしてしまうことになるので、生の生姜は控えましょう。

強い殺菌効果で食中毒の予防をしてくれるのもこの成分です。お刺身の薬味としてのおろし生姜、お寿司のガリには生の生姜が使われます。香り成分のジンギベロンが消臭もしてくれるので、生臭さを感じなくしてくれます。
 

煮魚に生姜を使うのも、消臭効果を利用したものです。スライスした生姜を2~3枚加えるだけで魚や肉の生臭さを消してくれます。
 

ショウガオールは、生の生姜にはごく少量しか含まれていないのですが、乾燥・加熱によってジンゲロールがショウガオールに変化します。体を温める効果はショウガオールにあります。朝のみそ汁やスープにほんの少し加えるだけで、1日の活動が楽になります。
 

体が温まることは、血行が良くなることです。血行が良くなると、細胞全体に血液が届けられ本来の細胞の機能が働きやすくなります。新陳代謝が活発になり、内臓の働きが良くなることで免疫力が上がり、風邪をひきにくくアレルギーに強い体になることが期待できます。
 

女性の多くが悩む便秘が改善したり、生理痛が和らいだりする効果もあります。お腹が痛い時や調子が悪いときに下半身を温めると良くなった経験はありませんか。夜眠れない時にお腹に手を当てているとポカポカして眠くなった経験はありませんか。
 

免疫細胞の約6割は腸にあります。人間の体はまず内臓を温めようとするので、血行が良くなると腸も温められるのです。ショウガオールはその役割をしてくれるので、乾燥・加熱されてショウガオールが増えた生姜が冷えに効くのです。
 

ただ、高熱がある時は体の熱をさらに上げてしまうので、生姜湯は飲まない方が良いでしょう。生姜は刺激が強い食材です。空腹時を避けて食間や食後にし、量は多くないようにしなければいけません。
 

生の生姜は熱冷まし
乾燥・加熱した生姜は体温上昇に効く

と覚えておきましょう。

 

生姜入り飲み物の人気レシピ

生の生姜は体を温めるには不向きとお伝えしましたが、すりおろした生姜やチューブ入りの生姜は使えない訳ではありません。小鍋で温めたりレンジでチンしたり、加熱することでショウガオールの効果は期待できます。

朝のみそ汁やスープを作る時に、すりおろしたものやチューブ入りを絞りいれて80℃位の沸騰前の温度にすることがポイントです。
 

夏は温かい飲み物は飲む気になりませんね。そんな時は粉末の生姜を使うと便利です。持ち歩きができるので、クーラーが効いた部屋で冷たい飲み物を飲む時は、粉末の生姜を少し振りいれてはいかがでしょうか。

生姜が合う飲み物

 ・みそ汁・スープ
 ・ココア
 ・牛乳
 ・豆乳・抹茶・甘酒
 ・お湯
 

みそ汁・スープ

作る過程で生姜をすりおろすか、チューブ入りを絞りいれる

ジンジャーココア

[材料]

無糖ココア
砂糖(黒糖、三温糖)
牛乳
すりおろし生姜又はチューブ入り生姜

[作り方]

1.カップに生姜・牛乳・砂糖をいれ混ぜ合わせ、温める
2.茶濾しでふるいながらココアを入れ、混ぜる

温めるには、小鍋かレンジを使って沸騰前の温度80℃くらいにする。

ジンジャーシナモンホットミルク


[材料]

牛乳
すりおろし生姜又はチューブ入り生姜
シナモンスティック

[作り方]

1.牛乳・生姜を温める
2.カップに注ぎ、お好みでシナモンスティックで混ぜる

生姜風味の豆乳抹茶・甘酒入り

[材料]

無調整豆乳
抹茶
甘酒
すりおろし生姜又はチューブ入り生姜

[作り方]

1.甘酒・抹茶・生姜をカップに入れてよく混ぜる
2.豆乳を加えてさらに良く混ぜる
3.レンジで80℃位に温める

ハニージンジャー

[材料]

お湯
ハチミツ
レモン汁
すりおろし生姜又はチューブ入り生姜

[作り方]

1.カップに材料全て入れる
2.好みの熱さにレンジで温める
 

材料、作り方がシンプルなので手軽に作れるドリンクばかりです。甘酒を使うと乳酸菌も摂れるのでさらに腸の働きが良くなります。便秘や胃腸が弱い方は試してみてはいかがでしょうか。

もっと手軽にドリンクを作りたい時は、生姜シロップがあります。自分でも作ることができますが、沢山のメーカーで販売されています。

ほとんど生の生姜が使われていますが、乾燥・加熱された粉末の生姜、乳酸菌が使われているものもあるので、原材料を吟味して選ばれるのと良いのではないでしょうか。

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生姜の飲み物にはハチミツを!

甘味として加えるために砂糖が使われます。砂糖は世界中で使われている甘味料ですが、原料は主にサトウキビです。作る工程から黒砂糖、グラニュー糖、上白糖、三温糖の順番でできます。
 

黒砂糖

黒砂糖の段階ではカリウムやミネラルが豊富にありますが、上白糖になると糖度は高い反面ミネラル分はほとんど残っていません。しかし、素材の持ち味や色を生かすには白い上白糖が適していると言えます。

ジャムやケーキなどのお菓子で、甘味料の色をつけたくないものには上白糖やグラニュー糖が使われているのもそのためです。
 

白砂糖

白砂糖は小腸で吸収され血流に入ります。それが短時間で起こるため血糖値を急上昇させてしまうのです。さらに気になることは、虫歯の原因になり得るということ。口の中の細菌が砂糖をエサとして、エナメル質や象牙質を破壊する酸を作ってしまうのです。口の中を汚れたままにしていると虫歯になってしまうのです。

ただ、白砂糖が悪者なのではなく摂りすぎたり口の中を汚れたままにしていた場合のみなので、使ってはいけないということではありません。
 

ハチミツ

砂糖が人工的に作られた甘味料に対し、ハチミツはミツバチが花の蜜を熟成させた天然の甘味物質です。約72%の糖分と約21%割の水分で構成されていて、ほとんどがブドウ糖と果糖です。これらの糖類は砂糖に比べてカロリーが低く消化吸収しやすいものです。

100gあたりのカロリーを比べてみると、砂糖が384カロリーに対してハチミツは294カロリーです。これは3分の1の量で充分甘さがとれる計算になります。
 

栄養素は150種類を超える成分が含まれていて、ビタミンは92%が活性型ビタミンのため、ビタミン剤を大量にとるよりも効果が高いことがわかっています。またむくみ解消のためのカリウム、便秘解消に効果的なオリゴ糖、骨を丈夫にしてくれるカルシウム、貧血を防いでくれる鉄など実に多くの成分が含まれています。
 

スーパーフードのハチミツですが、60℃以上に加熱してしまうと沢山の栄養成分がほとんど破壊されてしまいます。温かい飲み物に入れる時は、最後に加えるか火を止めてから加えるようにする必要があります。また、栄養が豊富だからと大量に摂ると脂肪として蓄積されます。砂糖の3分の1の量で大丈夫と知っておきましょう。

なぜ体を温めると病気が治る?その方法は?食べ物には温と冷がある?
クーラー病と夏バテは違う?冷え対策グッズと効果的な食べ物は?
酢生姜の効果や効能は?賞味期限は?ピンク色に染まるのはナゼ?

まとめ

毎日摂ることで血行促進効果、体温上昇効果を期待できる生姜は、生のままと乾燥・加熱された生姜とは効果が真逆になります。

ほとんどの目的が体を温めることと思います。手軽に作れる生姜ドリンクですが、毎日のこととなると続けにくいのが現状ではないでしょうか。

市販のシロップも組み合わせて、なるべく毎日続けることが大切です。特に夏はおざなりになりやすいのですが、冷えに気を付けなければならない季節でもあります。

体を冷やすことなく、毎日を元気に過ごせるようにしたいものですね。
最後までお付き合い下さりありがとうございました。

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