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離乳食に昆布だしはいつから使えるの?作り方とおすすめの訳

投稿日:2017年12月19日 更新日:

赤ちゃんが初めて口にするおかゆですが、味はつけませんので、
一口目は食べても、すぐに舌で押し出したり、
スプーンさえ口に入れようとせず、嫌がって泣きだしてしまったりと
ほんの2,3口を食べさせるのにも一苦労というお母さんは
多いのではないでしょうか。

そんな時は昆布だしを使ってみましょう。
使い始めの時期と方法をご紹介します。

  

離乳食に昆布だしはいつから使える?

5か月を過ぎたあたりになってくると、大人の食べる口元をじっと見たり、
よだれがやたらと出るとかしてきますが、それが離乳食開始のめやすとなります。

はじめは何も味付けしていないおもゆからでも食べてくれますが、
だんだん飽きてきてスプーンを押し出したり、口を開けなくなったり、
挙句には泣きだしたりしてしまってお母さんが途方に暮れるという経験が
ありませんか?

そうなったら、昆布だしをおかゆに混ぜてみて下さい。

昆布には母乳に含まれているうま味成分「グルタミン酸」が含まれています。

赤ちゃんが好きな味です。

昔から離乳食を始めると、味噌汁の上澄みを飲ませていました。

私も子供には味噌汁の上澄みを飲ませたものですが、だしが煮干しや鰹だったので、

これを知っていれば昆布を使っていたのにとちょっと残念です。

それから、野菜を使う時に、よくにんじんを使いませんか?

これが案外正解で、昆布だしと合わせて使う事をぜひおすすめします。

にんじんと昆布を合わせることで、にんじんに含まれる「アルギン酸」「カリウム」
の成分が強化されます、これは赤ちゃんの便秘解消に役立ちます。

美味しい上に便秘解消にもなるってうれしいですね。

他に心配になるのはアレルギーですが、昆布にはアレルギーを起こす心配のある
成分は含まれていない
ので安心して使って下さい。

ただ、だしパックなどは添加物があることが多いので、ベビーフード専用をお薦めします。

離乳食のだし汁はどう作る?

昆布だしを手作りする場合ですが、まず昆布を選ばなければなりません。

昆布には、だし用と煮物用がありますが、だし用の

真昆布・利尻昆布・羅臼昆布があります。

これを使うのが一番いいのですが、スーパーなどに並んでいる昆布の袋にはっきり
書かれていない場合があります。

そんな時は、昆布の厚みや色で見分けるといいでしょう。

黒くて厚みがある昆布がだし用昆布、

薄めで幅も狭い昆布が煮物用と覚えておけば迷う事もないと思います。

どの昆布でもだしは取れるので、必ずだし用でなくてはならないという事
ではありません。

値段も様々なので、使いやすいものでいいですね。

昆布が決った所で、次は取り方です。

基本の取り方で取れば、大人用にも当然使えるので、沢山作って赤ちゃん用に
取り分けておけば手間も省けて、家族みんながおいしいだし料理が頂けます。

基本の作り方は、

だし昆布......10~20g(真昆布・羅臼、利尻、日高昆布など)
水.........5カップ(1000ml)

取り方
1.昆布の表面をふきんなどでサッと拭く。(白い粉はうま味成分)
2.水に昆布を30分置く。
3.中火にかける。
4、沸騰直前に昆布を取りだし、完成。

ポイントは沸騰させないことです。加熱し過ぎると昆布のぬるぬる成分が
出てきてしまうのでうま味が損なわれます。

他に、いちいち鍋を出して作るのは面倒だしもっと簡単にできる方法がいい
という方には水出し法があります。

麦茶などを作るポットに水と昆布を入れて一晩おいておく方法です。

だし昆布......20g(真昆布・羅臼、利尻、日高昆布など)
水.........7.5カップ(1500ml)

取り方
1.昆布を2~5㎝角、又は3㎜~5㎜にカット。
2.ポットに水(ミネラルウォーターか水道水)と昆布を入れる。
3.そのまま3時間~一晩漬けて、完成。

いずれも、出来あがっただしはアイストレーなどに入れて冷凍し、
固まったら保存袋に入れて冷凍庫で保存しておくとすぐに使えて便利です。

離乳食用でしたら一回分がスプーン1杯か2杯分なので、100均などで
売られている物で十分だと思います。

使う時は必ず加熱してからにして下さい。レンジを使うと数秒で溶けます。

昆布だしで作る離乳食のおすすめ

離乳食用にわざわざ材料を揃えるのはひと手間ですね。

毎日の献立の調理途中から取り分けて作りましょう。

煮物が献立にある場合、人参を取り分けて置く、ほうれん草のおひたしの時は
少し残しておくなど大人用の味付けをする前の段階で外しておくと最初から作る
よりずっと時短になります。

それらをすり潰したり、裏ごしして冷凍しておいた昆布だしと合わせて加熱
すると手軽にできます。

大人の食事も野菜の量が自然と多くなることと思います。

離乳食開始から2週間目くらいになるとお豆腐も使えますから野菜と
合わせると口当たりも良く野菜の苦味もやわらぐので赤ちゃんも食べやすく
なるでしょう。

ただ、お豆腐を使う場合注意点があります。

それは、大豆アレルギーです。

初めはアレルギー反応がでても対処できるように、小児科が開いている午前中に

小さじ1杯から与えてみて様子を見て下さい。

その時には必ず加熱して単品で与えて下さい。アレルギー症状の原因が大豆と
特定するためです。

湿疹や皮膚の赤み、下痢やおう吐の症状が出ることがあったらすぐに小児科を
受診して下さいね。

離乳食作りが大変なものにならない様に、是非昆布だしを活用してみてください。

家族全員が同じ物を食べることが大事です。

まとめ

赤ちゃんの食事はごく少量なので、作るのが大変ですが、

だし汁は一度に沢山作って小分けにして置くことで毎回使う事ができます。

天然だしを使う事は素材本来の味を覚えることができ、おふくろの味に
繋がっていきます。

大人の2倍以上と言われている赤ちゃんの味覚を大事にしてあげて小さい頃から
本物の味を教えてあげて下さい。

大人になるまでに色々な味を覚えますが、歳をとると段々子供の頃の味に
戻ると言われています。

おふくろの味はいつまでも子供の味覚の基本となっていくので、離乳食の
頃からきちんとした食事を与えてあげて下さいね。

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