白髪がくせ毛のようにくねくねしている場合があります。
気になってついつい抜いてしまうという方、多いですよね。
「白髪は抜くと増える」と言われますが、本当でしょうか。
くねくねした白髪はとても目立ち、見た目にも良くありません。
無理に抜くと大変な事に!抜くことでのダメージと抜かない対処法をご紹介します。
年齢と共に増えてくる白髪を上手にカバーしましょう。
白髪だけくせ毛になるのはなぜ?
髪が黒いのは、メラニン色素があるからです。成分としては3%くらいですが、メラニンホールという場所にあります。
白髪は、頭皮の血行不良により血液が運ぶ栄養素と酸素が届かなくなるため、髪の毛を作る毛母細胞や色を作るメラノサイト細胞の新陳代謝が悪くなり、古い細胞が働き続けることでメラニン色素が出来なくなることが原因です。
・毛穴の歪み
・頭皮の老化、脂質の減少
・偏った食生活
・頭皮の血行不良
などですが、白髪は色素がなくなっているのでさらにくせ毛になりやすいのです。
白髪が生えやすい場所は前髪や生え際です。
髪をかきあげたら白髪が固まって生えていてドキっとした経験はありませんか?
遺伝も考えられますが、眼精疲労や帽子、ヘアバンドなどで頭皮の血行不良がおこり白髪が生える原因になっている場合があります。
目の使い過ぎや老眼などで、眼精疲労が起こり頭皮の血行が悪くなります。
そのため前髪周辺に栄養が行き届かなくなり白髪が生えやすくなります。
白髪の進行を止めるためには、カルシウムと銅が重要な栄養素になってきます。
メラニンを沢山作るためにはカルシウムが、髪の色を黒くするためには銅が必要です。
豆類・肉・魚・胡麻などを意識してとるようにしましょう。
和食は効果的な食事です。和食中心にし、ストレスを溜めず、規則正しい生活を心がけると白髪が生えるのを遅らせることができます。
髪が太いから白髪が生えやすいと思われていますが、明確にはまだ解明されていないので本当かどうかはわかりません。
白髪自体は黒髪よりも太いのでどうしても目立ちます。
そこから白髪が多いように見えるのかもしれません。
太くて硬い髪は黒色がはっきりしているので、白色が目立つのでしょう。
ところで、抜いた白髪が半分だけ黒かった、ということはありませんか?
抜いた毛を良く見ると毛根側が黒かったり、毛先が黒かったりします。
毛根側が黒いのは白髪が改善されているので安心して下さい。
でも、毛根側が白いと白髪になり始めているので要注意です。
まとめると
・くせ毛になるのは、頭皮の老化・血行不良、栄養の偏り
・カルシウムと銅が重要な栄養素
・ストレスを溜めず、規則正しい生活で白髪の発生を遅らせることが出来る
・毛根側が白い毛があると白髪になっていく
抜く?切る?染める?
生えはじめの白髪を見つけると、つい抜きたくなるのは誰でも同じですね。
1本、2本なら抜いても目立たないでしょうが、次々に生えてくる白髪を抜いていては大変です。
髪の毛は生え替わるものなので、そのままにしておいてもいずれ抜け落ちます。
無理に「抜く」のは止めた方が良いです。
毛穴が原因なので、抜いたからといって白髪が生えて来なくなる事はなく、そこから生えてくるのは白髪です。
無理やり抜くことで頭皮への負担が大きくなり炎症が起きる場合もあり、たとえ白髪でも生えて来なくなる場合があります。
これだけは止めましょう。
ショートヘアーであまり白髪の量がない場合は「切る」ことをお勧めします。
ロングヘアーやストレートヘアーは髪の毛全体でボリューム感やバランスを出しているので、短く切った毛が飛び出して不格好になってしまう恐れがあるので、「染める」を選択するといいと思います。
【上手に切る方法】
・白髪をつまみ、根元近くからカットする
ハサミは横向きにすると他の毛も切ってしまうことがあるので、斜めか縦方向に入れて下さい。
【染める場合のカラーリング剤】
色持ちが良く一度でしっかり染まるが、かぶれや炎症を起こす事があり、アレルギー
試験が必要
・ヘアマニキュア
頭皮や髪への負担が少なくアレルギー検査が不要だが、地肌に色素沈着しやすく色落
ちや色移りがしやすい
・カラートリートメント
お風呂で簡単に染められ染まり方が自然だが、色味が少なく色持ちが悪い
・一時着色料
外出先でも使えてすぐに白髪を隠せるが、汗や水などで衣類に色移りしやすく一度の
シャンプーで落ちてしまう
それぞれメリット・デメリットを考えて自分に合ったものを選んでくださいね。
頭皮のマッサージで白髪予防を!
白髪が発生する原因は頭皮の血行不良が原因です。
血行不良を改善するには、頭皮のマッサージが効果的です。
血液は心臓から押し出す力と筋肉の動きによって、体中を移動します。
ところが、頭部には耳より上の部分には太い動脈がないため元々送られる血液の量が少ないのです。
さらに心臓から上に血液を送る事は、重力に逆らうことになるため、届きにくくなるのです。
筋肉によっても血液は移動しますが、頭頂部には筋肉が無く帽状腱膜と呼ばれる”膜”で覆われています。
額の前頭部、耳の上の側頭部、頭の後ろ側の後頭部には筋肉がありますが、あまり頻繁に使われない部分なので鍛えるのが難しいのです。
そして帽状腱膜は、前頭部と後頭部の筋肉と繋がっているので、2つの筋肉が硬くなっていると動かないのです。
重力や老化によって帽状腱膜が引き延ばされると、毛細血管も引き伸ばされて潰れるのでさらに血液が流れにくくなります。
頭皮の血行不良は、血管が潰れて血液が通りにくくなって起こるのです。
血液がドロドロしていたり、コレステロールなどで狭くなっていても血液は通りにくくなるので血行不良が起こります。
その状態が「頭皮が硬い」となるのです。
生え際にも細い血管しか通っていないので、血行不良になりやすく白髪が生えやすい事になります。
前髪やもみあげに白髪が集中しているのは、そのためです。
マッサージは、お風呂に入った時など体が温まっている時にすると効果的ですよ。
まとめると
・前頭部、側頭部の筋肉が硬いと頭頂部の帽状腱膜が動かない
・帽状腱膜は重力や老化でも引き伸ばされて血管が潰れる
・頭皮が硬いのは帽状腱膜の血行不良
・生え際も細い血管しか通っていないため血行不良になりやすい
・頭皮のマッサージが効果的
まとめ
いかがでしたでしょうか。
白髪が出てきたら抜いてしまわず、生活習慣を見直すきっかけとして捉えてみて下さい。
ストレスや栄養不良は頭皮を硬くする原因になります。
決して白髪を抜いて安心しないで下さいね。
最後までお付き合いくださりありがとうございました。