———————–
ゲンを担ぐということは、その気にさせる、合格できると思い込ませることです。
一番多いゲン担ぎの食べ物、「カツ」は語呂が合うだけでなく栄養面でも優れています。
受験生の力を全て出し切れるように、家族としての応援を勝負飯で締めくくってはいかがでしょうか。
受験前日に食べる勝負飯は「カツ」が定番になっていますが、効果的な食べ方があります。
勝負飯と合わせて、受験生の強い味方と言われるチョコレートの効果もご紹介します。
受験のゲン担ぎになる食べ物はどんなもの?
いよいよ明日は受験日!今まで頑張ってきたのだから大丈夫!と思っても、不安になって眠れないなんて事は誰もが経験したことがあるのではないでしょうか。
本人はもとより、食事や健康管理などで応援してきた家族にとっても心配ですよね。
前日の夕食は、ゲンを担いだものにしてあげるのはいかがでしょうか。
試験に勝つ意味での「カツ」を使ったカツ丼やカツカレーなどは定番ですが、他に縁起のいい食べ物で験を担いであげるのもいいですよ。
鰤(ぶり)は出世魚なので合格だけでなく大きく飛躍して欲しいとのメッセージが込められます。
鰹節(かつおぶし)は勝男武士で強さの象徴。
昆布(こんぶ)は喜ぶで合格を意味します。
おむすびは良い縁を結びつけてくれるという意味。
ダジャレですが、タコはオクトパスで試験にパスする。
ウインナーは勝者の意味のWinner。ウインナーをタコさんウインナーにすると効果が倍増するかも。
ネバネバなオクラや納豆、とろろ芋などは決して諦めないネバーギブアップ。
いりこは希望校に入れる入校(いりこ)。
ただのダジャレのようですが、勝負飯は自分は合格できると思い込む効果があります。
思い込みの力は大変強く、実際に心理実験で証明されています。プラシーボ効果というもので、勝負飯で合格するぞ!と思うだけで元気が出るテストステロンの分泌量が増えるのです。
試験の前日の夕食に勝負飯を食べながら、「あなたは明日、試験に合格できるよ」と言ってあげて下さい。
自分には合格するだけの力があるのだと思い込ませましょう。
前の日にしっかりげんを担いだら、当日の朝は頭をスッキリさせる食事にしましょう。
イチローで有名になった「朝カレー」。カレーはスパイスが漢方の生薬と同じ物が多い上に、組み合わせて使っています。
脳内の血流量が増加して、集中力や計算力が上がったという研究結果があります。
ただ、スパイスは刺激も強いのであまり胃腸が丈夫でなかったり、カレーが苦手な人にはおすすめできません。
普段朝には食べない人がゲン担ぎにと食べると、試験中にお腹の具合が悪くなる可能性があるからです。
集中力を高めるための食事は、やはり和食が最適です。豆腐・納豆・油揚げ・味噌などは大豆が原料です。
大豆にはレシチンという成分ふくまれています。このレシチンが脳を活性化してくれるのです。
当日の朝食には、タコさんウインナーやいりこのおにぎりと一緒に昆布や鰹節でだしをとったお味噌汁も用意してあげましょう。
お弁当にも鰤の照り焼きなど、縁起のいい食材を使ってあげたらいいですね。最後の応援です。100%の力をだせるようにしてあげたいですね。
受験のゲン担ぎにはやっぱりカツが良い?
定番の「カツ」ですが、ゲンを担ぐ効果だけでなく、受験勉強で溜まった疲れも取ってくれます。
豚肉に含まれているビタミン類は疲労回復にとても効果があるのです。
ただ、気になるのは揚げ物であるための油っこさですよね。
お店でとんかつ定食を頼むと、必ずカツの横にレモンが添えられ、キャベツが沢山盛られてきますね。
実はこれには、ちゃんと意味があるのです。
キャベツに含まれているビタミンKは脂溶性ビタミンで、油と一緒に食べるときちんと摂ることができます。
また、ビタミンUはキャベツから発見されたビタミンで「キャべジン」とも呼ばれています。胃酸の調整や胃膜の保護・修復をしてくれる天然の胃腸薬です。
ビタミンCも多く含まれていて、風邪の予防をしてくれます。また意外なところでは、コラーゲンの生成を助けてくれるので骨を丈夫にしてくれます。
精神安定にも効果があるとされるカルシウムが、外側の葉と芯の近くに多く含まれています。
これらの栄養素を上手に摂るには生のままか、軽く炒めるのが一番いい食べ方なのです。
レモンにもキャベツと同じ様な効果があるのですが、酸味と爽やかな風味でとんかつの油っこさを軽減させてくれています。どちらもとんかつの油っこさをカバーして胃腸に負担をかけないように添えてあるんですね。
ゲンを担ごうととんかつばかり食べると、胃腸にかなりの負担がかかります。
大事な受験当日にお腹の具合が悪く、試験集中できないと今までの努力が水の泡です。
「カツ」はレモンとキャベツを一緒に食べて、本当の勝負飯にしましょう。
ゲン担ぎのチョコレートって?
受験会場に持っていくおやつに、チョコレートを選ぶ受験生は多いです。
中でも、受験生のお守りにもなっている「キットカット」はとても人気です。
他に、コアラのマーチ。木の上で寝るコアラは寝ていても落ちません。toppoの期間限定バージョンでtoppa。突破ですね。
脳のエネルギー源となるブドウ糖と、チョコレートの原料となるカカオに含まれる香り成分が脳をリラックスさせてくれます。
記憶力のアップ、精神安定などの効果があるチョコレートは、受験生の強い味方になるのです。
でも当然のことながら、食べ過ぎには注意しなくてはいけませんね。満腹になるほどに食べてしまうと、リラックスし過ぎて逆に脳の働きが低下してしまうとか。
効果を発揮してもらうには、食べるタイミングを逃さないようにしなければなりません。
試験が始まる1時間前に食べておかなければなりません。
食べてから1時間くらいで効果のピークを迎え、2時間後には徐々に下がっていきます。
試験開始前とお昼ご飯を食べた後に食べると、十分に効果が期待できるのではないでしょうか。
試験開始前とお昼に食べる分をお弁当と一緒に持たせると、勝負飯でやる気が出ている所にチョコレート効果が加わり、全力で試験に臨むことができますよね。喉が乾かないように飲み物は忘れないようにして下さいね。
これでお母さんができることは全てです。後は運を天に任せましょう。「果報は寝て待て」です。
まとめ
我が子の合格はどの親にも共通の願いだと思います。
親として出来ることは限られていますが、最後の応援として前日の夕食、当日の朝食・昼食の弁当は勝負飯にしてあげて下さい。おもいきりゲンを担いでその気にさせましょう。
カバンにタコのキーホルダーを付けてあげると完璧かな。
最後までお付き合いくださり有難うございました。